相撲は土俵の中で闘い、一日に何百番と取り組みがあるが、一つとして同じ取り組みはない。

土俵という限られた場であるが、その中に無限の闘いがある。

一番一番をよく見ると、その中に人生や、感情が見えて面白い。

土俵の中にある無限を画面に表すこと。

絵画もまた、画面という限られた場に、無限の想いを表すことだと思う。

芸術は有限の中に無限を込めていく事だと思うのです。

私は、力士たちの精神を伴った肉体がもつ輝きを画面に表したい。

人々を圧倒する力を持つ、異形の輝きを。